手術をしない痔の治療法

当院では「ジオン注射治療」という治療を行っています。
ここではこのジオン注射治療について、ご紹介していきます。

 

【ジオン注射治療とは】

痔核にジオン注という内痔核硬化療法剤というものを投与し、粘膜に固着させる治療法です。
十分にジオン注を浸透できるように、一つの痔核に4か所ジオン注を投与します。
麻酔をしてから行う治療になりますので、痛みを最小限にとどめることが可能で、手術よりも身体的負担を軽減できるというメリットがあります。

 

【どんな症状でも出来るわけではありません】

このジオン注射治療は、世間的に「手術をしないで痔を治す方法」として有名になりまして、曽我外科医院にも「ジオン注射治療で治療をお願いします。」と訪れる患者様が多くなりました。

しかしこの治療法、全ての痔の症状に有効な治療法ではなく、内痔核にのみ効果を発揮します。
そのため、ジオン注射治療を行うか否かは、医師の判断となります。

 

【ジオン注射治療は、どの病院でも出来るわけではありません】

ジオン注射治療は、医師であれば誰でもできる治療ではありません。
肛門治療に精通している、きちんとトレーニングを受けた医師が存在し、認定を受けている病院のみ治療を行うことができます。
このジオン注射治療も、保険適応となる治療です。