ジオン注射療法
切らない手術「ジオン注射」とは
患部に対し「ジオン注」と呼ばれる薬剤を注射することで、流れ込む血液の量を減らし、痔を硬くして癒着・固定させる治療法です。脱肛を伴う内痔核の治療としては、画期的といえるでしょう。この硬化療法が行えるのは、内痔核治療法研究会に認定された専門医に限られます。
「ジオン注射」のメリット
痔核を切除しないため、傷口からの出血や痛みの心配がありません。痛みを感じない箇所に注射をするため、治療に対する怖さや不安も和らぐでしょう。もちろん、保険の適用が受けられます。
ジオン注の主成分
硫酸アルミニウムカリウム水和物(脱出症状作用、出血症状作用)
タンニン酸(硫酸アルミニウムカリウム水和物の効果を調節する作用)
治療の流れ
- 事前に肛門周辺へ麻酔をいたします。
- 十分にジオン注が浸透するよう、4カ所に分けて投与いたします。
- 投与後は点滴を続け、麻酔の影響がなくなるまでしばらく安静にしています。
手術後の注意
手術後は、待合室などで30分ほどお休みください。そのうえで、違和感を覚えないようであれば、そのままご帰宅いただいて結構です。また、食生活についてのアドバイスもいたします。ご自宅で再発防止に努めましょう。
料金
保険の適用が可能です。
ジオン注射 | 3割負担の場合 1万4000円(非課税)から |
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